映画「アマデウス」は、カネゴンが新聞配達をしていた極貧の頃に配達所のTVで見た。その時点では内容もテーマもまったく知らず、当時のポスターに描かれていた松本零士キャラのような絵の印象から銀河鉄道999みたいなものかと思っていたら実写だったので面食らう。てっきりヨーロッパの映画だと思っていたらかなり後にアメリカ映画と知り、先入観まみれだったことを痛感。カネゴンは、田原俊彦のように高笑いするモーツァルトが何だかおかしくてたまらず、よく物真似をしていたことを思い出す【ろくなことせぬおれカネゴン】。ラストシーンの精神病院で、身体がやっと入るような檻に閉じ込められた患者たちがこっちを見ているのが何だかいたたまれないにもかかわらず、見る度にそこをチェックしてしまう。