死ぬということにもいくつかレベルがあって、ある人が死んでも、その人を思い出してくれる人がいる限りその人は完全には死んでいない。誰も思い出してくれなくなったとき、その人は真に死ぬ。一人でもファンがいればスターはスターみたいな。なので、本を書き、それを誰かが読んでくれるというのはある種の不老不死みたいなところがあったりする。それでもあの人のように2000年も生きるというのは、よほど力強い言葉を発しない限り中々できそうにない。