先日衝動買いした異端の数ゼロを読み終る。面白いけど、構成が何だか冗長で読みにくいような気が(翻訳のせいではないと思う)。一番の拾い物はリーマン球面の紹介で、リーマン頓智に平伏【控えておれいおれカネゴン】。リーマンの「球は平面と同等と見なせます」という跳躍の仕方は、ゲーテが出し抜けに「花は葉が変形したものである」という結論を出したのにも似ていて、やはり学問は違う分野同士が繋がる瞬間に快感があると思えてしまう。分野同士は互いに遠ければ遠いほどいい。カネゴンもその快感が忘れられなくて見よう見真似で自分の日記であれこれ繋いでみるのだけどうまくいった試しがない【ガンガンぶつかるおれカネゴン】。