へその緒からもれなくPCB検出

カネゴンが繭(小学校)の頃、近所の主婦の間で誰言うともなく多数の絵本が回覧されていた。絵本の形式を取ってはいるけど明らかに大人をターゲットにしていて、いわく「PCBが子供をダメにする」「正常なのに精神病院に押し込められた」「食品添加物の恐怖」などなど、今から思えば消費者団体または仮面左翼が供給源だったのかもしれない。

とにかくその絵本は絵柄が一つずつ全部違っていて、プロの絵本作家が制作していたと確信できる仕上がり。普通に売っていても不思議でないぐらいちゃんと装丁されていて、少なくとも手作りとか廃物利用とかではなかったのだけど、その絵柄がとてつもなく恐ろしげな上に何とも言えず薄ら寒く、読んだ子供が泣き出すor嫌な気持ちになること請け合いの内容だった【夢中で読んでたおれカネゴン】。その後この種の絵本をまったく見かけていないのだけど、ロフトプラス1あたりでネタにされたりしているのだろうか【供養したれいおれカネゴン】。