みなもと太郎レ・ミゼラブル 完全版」がAmazonから届いたので早速読む【小踊りするとはおれカネゴン】。小学校のとき近所の同級生が持っていたのを見せてもらったのが最初で、あまりの面白さに当時も自分で買い直したほど。カネゴンの、同じ本を何度も買い直す悪習は当時既に始まっていたことが判明【そして今度もおれカネゴン】。

後書きによると、ユゴーの原作はこれでもかというぐらいの不幸の連続/お涙頂戴に加えて、パリの下水道に関する蘊蓄が延々続いたりするそうなので、こっちで読む方がよいかも。カネゴンの記憶が確かならば【そうでないとはおれカネゴン】、もともとこの小説は新聞連載で、連載を長続きさせるためにあれこれ水増ししているのだと昔JN師匠から教わったような気がする。当時のディケンズなどにしても小説がやたら長いのはそのせいだとか。ということは、当時の小説家はほとんどが原稿料勝負で、単行本収入というのはほとんど期待していなかったのかも。レミゼの単行本(ユゴーの方)は当時もバカ売れしたはずなので、この辺から流れが変わったのかと推測。