三浦先生の書評

というのも、文系の学者や作家に宇宙論の話題を語りかけると、「ごめん。宇宙には興味ないんですよ」式の拒絶ばかり、いつもガッカリさせられてきたからだ。

もうカネゴン膝を叩きたくなるくらい痛快【早起きハイとはおれカネゴン】。理系も文系も、残りの半分の世界をきれいさっぱり排除することによってアイデンティティを保護したいという願望を抱く点ではいい勝負であることを痛感。

理系/文系という分類を一刻も早く改めるか、練活/薬活/妙活というカテゴリをベースに新たなカテゴリをどしどし追加し、いっそのことまるでドメイン名にすべてのデータを収録するかのような巨大なカテゴリ縦列大隊を作り上げてしまい、名が体を表し本人がその名に影響されて本当にそうなってしまう「理想の占い世界」に突入することを希望。そうすることで逆に得られる自由があるかもしれないし、拒否したところでどこかで誰かがとっくにそういう作業を始めているかもしれない【選別待たれるおれカネゴン】。たとえば色川武大をカテゴライズすると「妙活小説焼跡おセンチ股旅幻想芸能賭博麻雀路上生活眩暈入院運天...」みたいな感じで無理数のようにいくらでも続けられる。いっそ本人の全作品もそこに収録してしまうというのは【じゅげむじゅげむのおれカネゴン】。
M1号からの注:

  • 錬活(体術。速く走ったり、手裏剣を正確に投げること。)
  • 薬活(薬草・毒の知識。)
  • 妙活(手品みたいなもの。幻術。)