今月のScientific Americanで、「意外にも、専門家より素人の集団の方が正しい結論を出す可能性が高いらしい」という記事があった。例が少なかったのが残念。これはもしかすると選挙とか陪審員制度というものを聖別しようという試みなのだろうか。考えてみれば、先日超大国の統領を選び出すとき、諸外国はこぞってフランス語の得意なK氏を推したのだけど、それは当の超大国にとっては国益を損なう(=諸外国にとって有利)からだったりしたらどうしよう。さまざまな思惑に捉らわれて大騒ぎした素人集団が全体としては国益を最優先した(=他の国は別にどうなってもいい)結論を出したということが、この記事で正当化されてしまったりするのだろうか。正しい結論というのが「全員一致で死刑」だったりしたらどうしよう【被告の席にはおれカネゴン】。