昨日の続き。カネゴンは金髪女性に惹かれることがほとんどなかったのだけど【和物専門おれカネゴン】、昨日の「ワイルドパーティ」に出てくる女性たちは珍しくカネゴン前立腺を刺激してくる。にもかかわらず、画面に妙な品格があって、迷走するストーリーや洒落にならないバイオレンスをうまく言いくるめることになぜか成功している。この辺が、単なるお洒落映画以上になれない一昨日の「カジノロワイヤル」と違うところなのかも。小池一夫池上遼一に「劇画に登場する女性は美しくなければだめだ。女性が美しければ、どんなにインモラルなことをやっても、どんなめちゃくちゃをやっても許される」みたいなことを言ったらしいのだけど、それを無自覚に実践しているのかもしれない。時代からして、小池一夫の方がこの映画から影響を受けた可能性の方が高そうだけど。いずれにしろ、学校で教わっても作れるようにはならない映画だと思う。