そのドーベルマン刑事をコンビニで買って読んでみたら、自分でも意外なほど時代小説を読んでいるような錯覚に陥った。どうやらカネゴンは基本的に人情話が好きらしいということに気付く【人情薄いがおれカネゴン】。大衆文学についてはいろいろ小難しいことが言われているみたいだけど、カネゴンの中では「死に別れる」「不条理なピンチに陥る」「おっぱいが見える」「無闇にもてる」「仇は実は父親だった」「天罰覿面」「かっこいい悪役が登場する」「乞食が登場する」「自分を犠牲にする」のいずれかまたは複数に該当すれば大衆文学ということになっている(漫画以外はろくに読んでないけど)。逆にこういう要素をすべて排除したらSFになるかというとそうはならないところが妙。