今月の日経サイエンスで「脳にチップを初めて埋めた男」の記事を読む。

同記事でやはり目を惹くのは、大脳辺縁系中隔という領域を刺激すると強い幸福感が得られるという実験結果。この強烈な幸福感が富める者たちの一時の享楽の道具になるか、そうでない者たちの唯一無二の最終娯楽になるか【そうでないとはおれカネゴン】。

この技術が普及してしまったら、これまで統合失調症に伴う妄想の定番だった「誰かが自分の身体に機械を埋め込んだ」が一気に現実味を帯びてしまうため、次なる妄想のベースの提供が望まれる。

どんなに議論を尽くしたところで、遅かれ早かれ刑罰または表彰のために脳にチップを埋め込むことは一般化すると思われるので、現実を後追いするしかないことを承知でチップ埋め込み法をしぶしぶ整備するしかなさそう【雷怖いおれカネゴン】。まずはノーベル賞/文化勲章/紫綬褒章などをチップ埋め込みという形でどしどし授与しまくることから始めてみたい。