通勤途中の道端に「ゲゲゲの鬼太郎」(実写版)のポスターが貼ってあり、鬼太郎役は誰かと思って覗き込むと、冗談みたいな美少年が担当していた。クレジットにウエンツ瑛士とあったのでその名を忘れないように復唱しながら会社に向かう【視線が泳ぐおれカネゴン】。
カネゴンは彼をTVで見かけたことがないのでWikipediaのプロフィールだけを見て判断させてもらうと【科学にならぬおれカネゴン】、彼がやけくそで大っぴらにしている劣等感のその裏側で、また別の劣等感と決して理解されない孤独感をひっそりと抱え込んでいることをじわりと感じさせ、カネゴン一方的にシンパシーを感じてしまう。本人が望もうと望まなかろうとユーモアを醸し出さざるを得なかっただろうと推測。
何の根拠もないけれど、色川武大が生きていたら、必ずやこのウエンツ瑛士というタレントに熱い視線を注いでいたに違いないとカネゴン断言いたす【そんなたらればおれカネゴン】。