私達は嗅覚を犠牲にして知性を発達させたらしい。

http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/vital/Smell.htm

カネゴン思うに、嗅覚のために脳に空きエリアができたのではなく、嗅覚それ自体に本質的な限界があるのではないかという気がする【電波飛来のおれカネゴン】。
嗅覚は他の感覚と違って実に即物的で、「この匂いがしたらメス」「この匂いがしたらエサ」「この匂いがしたら敵」という反射以外の行動が呼び起こされない【そうして暮らすおれカネゴン】。この感覚と行動の間には、いかなる抽象化も不要だったりする。とたとえ嗅覚が犬や蛾のように強くても、それによって行動が質的に変わるとは思えない。
たぶん(視覚の発達した鳥類とかは別にしても)たいていの動物の行動はほとんど嗅覚に対する反射で説明できてしまうし、嗅覚をベースに言語を構築したり高度な推論を行う事自体たぶん本質的に無理があると思う。たとえば「匂いの順序が意味に影響する」嗅覚言語というものをカネゴン想像できない。もしかりにありえたとしても、ニンニクの匂い一発で全部消し飛んでしまいそう。
ヒトはわざわざ嗅覚を犠牲にしたというより、こういう本質的な限界を持つ嗅覚をたまたま失ったためにそっち方面が発達してしまったのではないかとカネゴン推測【発達障害おれカネゴン】。
というわけで、その辺の動物たちの鼻を片っ端から塞いで回れば、激しい怒りとともに高度な知性を急激に発達させた動物たちがあっという間に人間どもに取って代わったりするのではないかと【ドクターモローとおれカネゴン】。