しかし天国を設計するのであれば、地獄をも念入りに完成させないといけない【地獄の使者のおれカネゴン】。

人はその死に際し、基本的にまず意識が遠のく。実はこのとき、意識の動作速度が最初は1から始まって1/2.1/4,1/8...と無限等比級数に従ってぐんぐん低下するとしたらどうなるか。
収束する数列なら何でもいいのだけど、今のリンク先によると1 + 1/2 + 1/4 + 1/8 + 1/16 ... = 2と収束するので【計算しとらぬおれカネゴン】、たとえばこの時間の単位が秒なら、周りで看取る人たちにとってはたった2秒である時間が、死に行く当人にとっては無限の時間となる。
そして、死に際して人生に満足できた人にとっては、この無限に続く時の間その幸せをたっぷり回想し味わいつくすことができる【走馬の灯とおれカネゴン】。逆に、死に際して後悔や怒りや悲しみや怨念や罪の意識を振り捨てることができなかった人にとっては、その後悔や怒りや悲しみや怨念や罪の意識が無限の時間継続することになる。死刑であればその苦しみは無限に継続する【刑と罰ならおれカネゴン】。
これがカネゴンの定義する天国と地獄です。数千年持つように設計しました。
追伸:数列を修正。危うくシステムが崩壊するところでした。