というわけで、音楽に必要な10の能力をカネゴンが適当に想像してみます【言うのは楽なおれカネゴン】。

  • 構成力。曲の山あり谷ありの進行を演奏前に一瞬にして構成し、それを遵守する能力。主に前頭葉が担当。
  • 営業力。自らを売り込む力は音楽家に不可欠。モーツァルトがヨーロッパ中をツアーしたのも就職活動のためであり、結局うまくいかなかったりした。主に体力が担当。
  • 計算能力。お釣りの計算ができないと、営業に大きく差し障る。初期のレイ・チャールズは盲目だった分お金のやりとりでごまかされることが多く、非常にシビアだったらしい。矢沢永吉は印税の計算を人任せにせず、全部自分でやるという。
  • 出で立ちの魅力。たとえ本質はどんなに邪悪であっても、自らの存在を魅力的にアピールできる力。かわいげがあるとなおよい。脳と身体と生まれ育ちと前世と来世を総合した力が必要。
  • 説得力。聞き手に曲または演奏を一発でわかった気にさせず、それについて思わず考え込む余地を与え、もう一度味わいたいと思わせる力。脳と身体と生まれ育ちと前世と来世を総合した力が必要。
  • 強運。才能があるのは当たり前で、それを生かす太い運が絶対的に必要。前世と来世と先祖の集団が担当。
  • 東京に家があるか金があること。音楽は本質的に贅沢なものなので、財力の影響は非常に大きい。先祖の集団が担当。
  • 歌が歌えること。耳の聞こえない音楽家はいても、なぜか唖の音楽家はいない。喉を含む発声機構が担当。
  • 発する言葉の魅力。カネゴン岡本太郎の作品そのものには興味がないのだけど、岡本太郎の文章とトークは非常にクォリティが高く、それによって持っている部分が大きいと今でも思っている。同様に音楽家といえども言葉に磨きをかけておく必要がある。
  • 仕事熱心。

逆に必須ではないもの:

  • ハーモニーのセンス。カネゴンが昔出会ったメタルのギタリストはEとAしかコードを知らず、さらにビートルズを憎悪していたにもかかわらず、大変な腕前だった。
  • 運動能力。音楽を表現するに必要十分なだけあればいい。作曲家ならまったくなくともよい。
  • 視力。
  • 知性。
  • ハングリー精神。
  • 誠実さ。
  • 必殺技/魔球。