ずっと以前この日記でも紹介した有名サイト「ベートーヴェン勝手解説大全集」を読み返す。カネゴンはずっと前からベートーヴェンのよさがなかなかわからなくて悩んでいたのだけど【低空飛行とおれカネゴン】、読み返してみてちょっと思い当たることがあった:
同サイトによると、どうやらベートーヴェンの音楽では「クレッシェンドとデクレッシェンド」が本質的に重要らしく、譜面でクレッシェンド/デクレッシェンドを厳密に指定した古典音楽家は彼が最初だったらしい。仮説に過ぎないのだけど、ベートーヴェンを楽しむには、クレッシェンド/デクレッシェンドにスリルと快感を感じるセンサーが必要なのかもしれない【すっぽり抜けたおれカネゴン】。
一方、もともとカネゴンの心にはダイナミクスとかメリハリといった概念がまったく存在せず、あらゆる音楽をのっぺりと聴きかつ演奏してしまっていた。その後ジャズを無理やり練習したときに、自分の心の中にアクセントという概念をやっと発見および構築できたのだけど【設計ミスとおれカネゴン】、クレッシェンド/デクレッシェンドを感じ取る心の方はどうやら未開発のままだったらしい。なくてもさしあたって生活に支障はないので、こちらの開発は老後の楽しみにとっておきます【竹建てかけたおれカネゴン】。