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ニコ動にアップされていたヒストリーチャンネルの番組で知った。
中世ヨーロッパの上流階級は、床屋で歯を白く脱色してもらうのが常だった。その薬剤が大変強力なため、長年脱色を繰り返すうちにエナメル質や象牙質がのきなみ溶かされてしまい、理性を失うほどの痛みに七転八倒したとのこと。
治療法はといえば、歯をへし折ってもらうか糸を巻いて引っこ抜いてもらうしかなかったという。
エナメル質の下の象牙質は黄色っぽいので、たぶんエナメル質がなくなった時点で歯が黄ばんだと勘違いしてよりいっそうむきになって脱色を繰り返したのではないかとカネゴン想像。いずれにしろ、彼らの尊い犠牲のうえに現在のカネゴンたちの生活が成り立っていることを痛感。