2008-05-02 ■ 日経サイエンス「宇宙の歴史が消える日」。 以前この日記でも似たような記事を引用したのだけど、今のままだとこの銀河まるごと引きこもりの運命が待ち構えているとは何とも寂しい限り。 記事中で、1000億年後の人類を哀れむ描写があった。 遠くの銀河がまったく観測できなくなり、近くの銀河はみな合体してしまう。そのため宇宙の等方性がなくなり、そこから相対性理論を論理的に導き出すことができなくなる。 宇宙背景放射も観測不能になり、ビッグバンの直接証拠もなくなってしまう。 地球に銀河が接近し、太陽よりもずっと大きく見える。 その頃には太陽も赤色巨星化し、地表には誰も住めなくなる。 それを過ぎると天空にはブラックホールがぼんやり光るほかは何も光がなくなってしまう。