ユーモアのある文章を書く方法【超訳するとはおれカネゴン】。

  • 筋道を立てすぎない。話の筋が少しぐらいほころびている方が面白くなる。
  • ギャグを説明しすぎない。ギャグの核心を説明すると一気につまらなくなる。
  • 長々と書かない。短かったときの方がたいてい面白い。
  • 後で自分で読んでびっくりするようなことを書く。自分を含めた読者の期待をいい意味で裏切るというのはそういうこと。
  • 言い回しに凝っても面白くはならない。スベったと思ったら、言い回しをストレートにしてみる。
  • かっこつけない。上から目線にしない。自分の恥や無知をさらさずに文章をおいしくすることはできない。
  • 自分のキャラクターをさらけだす。とはいえ、元が面白くない人の場合はそれがさらされるだけ。
  • 無理してうまいこと言おうとしない。うざくなるだけ。フォームを崩すな。
  • 真実をねじまげるのは反則。ユーモアには真実という成分がわずかなりとも含まれてなければいけない。それがなければ、ただの言葉遊び。
  • 自分で自分にウケない。(笑)みたいな手法は下司のやること。何がおかしいのかは読者が決める。
http://www.krisneri.com/writingtips2.html

これらは、文章が面白くなる核心そのものではないところがポイント。「こうするとつまらなくなる」ということは指摘できても、「こうすると面白くなる」と言い切ることは不可能。

古今東西あらゆる文章の集合を考えた場合、どういうわけか、常に補集合としての「こうするとつまらなくなる」しか示すことができない。そして、「面白い文章」の集合を絞り込むために、補集合をどれだけたくさん示しても、本集合(?)である「面白い文章」空間はちっとも狭くなってくれない。
もっとも、それで狭くなるような空間なら、あっという間に乱掘されて骨も残らなくなってしまうのだろうけど【ぺんぺん草とおれカネゴン】。
一番肝心なのは、自分の文章がつまらなくても誰も困らないということに一刻も早く気付くことなのかもしれない【殊勝なふりとはおれカネゴン】。