神である田崎先生の「熱力学」をおそるおそる開いて見たところ、第一章だけで早々にイッてしまった【接して漏らすおれカネゴン】。以下記憶から。

熱力学は、原子論がろくに確立していない時代に誕生したにもかかわらず、後からうまれた原子論や各種の量子力学相対性理論によって理論を再構築する必要に迫られたことが(今のところ)ない。それほどまでに熱力学の普遍性は高い。

熱力学は実験結果と見事に整合している。量子力学を始めとするミクロの物理学との論理的整合性は今後の課題。

空気を閉じ込めたシリンダーのピストンを速く動かしたときとゆっくり動かしたときでは、結果(温度の上昇のしかた)が異なる。

(熱力学そのものではないが)さまざまな流体における臨界現象を記述できる普遍的な数学的構造があり、それが場の量子論と数学的に等価であることが後に示された。

松岡正剛が勧めるどんな本より面白いことを確信。何の根拠もないのだけど、いずれ経済学は熱力学的に記述されるとカネゴン気楽に予言しておきます【お安い御用のおれカネゴン】。そしていつの日か倫理学認知的不協和も熱力学的に記述される。やがて孫氏の兵法やヤクザの日本制覇計画や中国の世界戦略も熱力学的に記述される。その前にカネゴン偏微分方程式を理解できるようにならないといけないのだけど【始めに戻るおれカネゴン】。