子供と一緒にえかきうたをするためにオバQえかきうたを復習していて【特訓するとはおれカネゴン】、今更のように山本直純の類い稀なる作曲能力に舌を巻いてしまう。
極太の筆で一気に描いたような強烈な存在感のメロディーはほとんどビゼーの境地。本人はベートーベンが好きなのだそうなのだけど。「寅さん」のみならず「小沢昭一的こころ」とか「ダスキンしましょ」とか「おおきいことはいいことだ」とか「戸締まり用心火の用心」など、ひとたびそれを耳にした者に永遠に忘却を許さず、ボーカリストの声質や楽器の音色やアレンジや楽器編成やコード進行などの猪口才な装飾的要素にこれっぽっちも依存しない、本物のメロディーメーカー。
これをついでに見つける。半年後ぐらい経って忘れていなければ買ってみたい【ボーナスなければおれカネゴン】。