逆に言えば、島耕作みたいに「勝ちを描写するもの」は定義上含められない。ちゃんと読んだことがないので恐縮なのだけど【殊勝なふりとはおれカネゴン】、島耕作は地位の上昇と引き換えに何かを失った気配がどこにもないところが、統計的にものすごく不自然な気がする。
対照的に、角川一族は彼らが得たものと引き換えに失った莫大なものごとがバランスシート上ではっきり示されていて、自然律に合致していることが確認される【因果応報おれカネゴン】。