2009-05-24から1日間の記事一覧

kashinoさんによる「Outliers」の書評。 もったいぶらずにこの本の結論を書いてしまうと、次のようになる。 持って生まれた数値評価可能な能力もある程度必要、しかしそれはあるスレッシュホールド以上に達していればよいだけである。 生まれつきの才能以上…

カネゴンはといえば、もう10年も小説というものを読んでいません。

逆に言えば、島耕作みたいに「勝ちを描写するもの」は定義上含められない。ちゃんと読んだことがないので恐縮なのだけど【殊勝なふりとはおれカネゴン】、島耕作は地位の上昇と引き換えに何かを失った気配がどこにもないところが、統計的にものすごく不自然…

なお、この定義に従えばケータイ小説も問題なく文学に含められます【読まずに書けるおれカネゴン】。

色川武大は自身の中で「自然律」を最上位のものに置いていた。 これは「自然界の法則」と同じものであり、「人はいつかは死ぬ」とか「いいことばかり起きることはありえない」とか「何かを得るには何かを失わなければいけない」とか「進歩することは終わりに…

統計において「有意差」を見いだすという行為は、ギャンブルの結果からイカサマを検出することととても似ているような気がする【気がするだけならおれカネゴン】。

前述のごとく"自然界"の事象(無機的なそれ)の中には、正規分布に従う数量の分布をとるものがあることが知られている。しかしそれは必ずしも"多数派"というわけではない。19世紀ではさながら「正規分布万能主義」といったものがまかり通っていたが、20世紀以降…

今日の頭音:「三瓶です」