ニコ動で武満徹をだめもとで探してみたら「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」という小品のハーモニーセンスと歌詞の調和にガツンと魂を奪われてしまう【滲む涙とおれカネゴン】。「小さな空」もいい。ボーカロイドのメリハリの乏しさが逆にハーモニーを際立たせていて一種のメタなメリハリが実現されており、メリハリの付け方にもいろいろあることを痛感【コロコロ変わるおれカネゴン】。こういう関係を下手に数式で表そうとしたら無限大が発生してしまいそう【繰り込み不可能おれカネゴン】。
「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」は、日本でしか生まれえない「説教しないゴスペル」としてカネゴンの中に位置づけられました。
映画どころか原作も読まないうちから書いてしまうのだけど、「夕凪の街 桜の国」で武満のこういう曲だけを静かにかけたら客が一人残らず泣いてしまうのではないかと【読まずに泣けるおれカネゴン】。