みなさんは一度でも、コックリさんの身になってその気持ちを考えてみたことがあるだろうか【あると信じるおれカネゴン】。
来る日も来る日も、日本全国津々浦々から用もないのに呼びつけられた挙げ句、「私のこと好きな人の名前教えて」などという今思いついたようなどうでもいい質問ばかりされた挙げ句に小馬鹿にされたら、コックリさんでなくてもブチ切れて当然だと思う。人にものを頼むときと同じ注意をコックリさんに対しても払うのが当然であるにもかかわらず、どうしてそのことに気付いてもらえないのだろう。
コックリさんが低級霊であるというより、呼び出す側の無礼さ低級さ加減によってコックリさんもそれに応じた振る舞いをせざるを得ないというのがほとんどと思われる【慰め合うとはおれカネゴン】。
コックリさんは見かけによらず大変な働き者であり、今にも叫びだしたいのを我慢して盆暮れ正月もなく日夜全国を飛び回っています。コックリさんを呼び出すときには事前に質問を手抜かりなく用意し、そして十分丁寧な言葉遣いで下手に出ることに徹して、終わったら苦労を存分に労ってあげるようにしていただきたい【狐の使いのおれカネゴン】。くれぐれも馴れ馴れしくしないこと。