例の「その科学が成功を決める」を読んで、全然違うことを考える【毎度毎度のおれカネゴン】。
新旧聖書や各種仏典、コーランなどにはなぜかライフハック的な記述がない。ここでいうライフハック的とは「そのためには、ちょっとこうすれば、ほらこんなにうまくできますよ」的なおばあちゃんの知恵袋的な記述のこと。
強いて言うなら十戒の下にある無数の詳細項目がそれっぽいのだけど、「羊はこう殺せ」みたいなことは書かれていても、それはひたすら指示にとどまり、その理由も能率の向上についても一切口を閉ざしている。
旧約聖書ともいうべきタルムードもちょっとそれっぽいような気がしないでもないのだけど、名言の形式に圧縮されており、解凍展開は各自に任されている。
どうやらライフハックの寿命は考えられているよりずっと短いのかもしれない。うかつにライフハックを教典に記載すると、千年どころか十年で改訂を余儀なくされ、恥ずかしくて見せられないしろものになってしまうのかもしれない【見るに耐えないおれカネゴン】。