先週と逆のことを書いてしまうのだけど、歴史というものはそんなに大事なのだろうか【豹変上等おれカネゴン】。
医者の目的が患者を減らすことであるように、実は歴史の目的はそれがなくても誰もが安寧に生きて行けるまでに現状と未来を充実させることであり、歴史というものがあるうちはいつまでたっても不幸なままだったりしないだろうか。
想像するしかないのだけれど、連綿と続いている家元や宗家に生まれた子は、たぶんそうした歴史を密かに恨んでいる【恨んでみたいおれカネゴン】。
そして歴史上の出来事は、時間軸上に並ぶよりも、実はすべてのことどもが横一列に、時間と無関係に並ぶのがより幸せな姿だったりしないだろうか。何事も数千年数万年数億年経つと、数十年の前後関係の違いなどは関係なくなってしまうわけで、早いとこ歴史をギュンギュンに早送りして、いいことも悪いことも面白いことも悲しいこともみなおしなべて横一列に並べてしまっても差し支えないように持っていくのがよかったりしないだろうか【赤方偏移おれカネゴン】。