著名な科学者曰く「人類はあと100年以内に絶滅する」

人類滅亡という言葉ほど私たちを心の底からトロトロに溶かしてしまう甘美な魅力に満ちあふれたものが他にあるだろうか【心の底からおれカネゴン】。それが証拠に、人類絶滅をテーマにしたお話しは遥か昔のハルマゲドンからデビルマンを経て北斗の拳まで枚挙に暇がなさすぎる。世に掃いて捨てるほど溢れかえっている各種のお話の3つに1つぐらいは人類絶滅がテーマになっているような気がする。これほど人気が高いのであれば、選挙の公約に人類滅亡を掲げれば続々と票が集まること間違いなし【悪評ともどもおれカネゴン】。
なぜ人類滅亡という言葉はいついかなる時もこれほどまでにカネゴンたちの心を強烈に惹きつけて止まないのだろう。自分が死にたくないという素直な恐怖より、こんな凄いシーンに立ちあってそれを目撃できるチャンスに恵まれるというくじ運の良さの方がどういうわけか圧倒的にカネゴンたちの心にアピールしてしまう。そこに働く心のメカニズムは世界中の社会学者心理学者が取り組む価値があると思ってしまう。
すなわち人類滅亡というたった一度の大イベントに出席できた人々は一人残らず、一等賞と組違い賞がいっぺんに当たったほどの大変な博才に恵まれた人々であり、そこに立ち会えなかった神も仏も悔し涙で地団駄踏むほどのラッキーボーイラッキーガールたちであるということでよいだろうか【直前みまかるおれカネゴン】。

なお「弾言」によると、世界の人口増加は鈍化しているそうです。