なので、最初はグルーブというものをグレイス・ジョーンズのその曲でしか知りようがなかったのだけど、他の人の話を聞いたりしていくうちに、カネゴンの理解はどうもどこか違っているらしいこということが薄々わかってきた。
かなり後にわかったのは、実はグルーブは一種類ではなく、リズムパターンに応じていくつもの種類があったりなんかする。しかも、リズムパターンに付随するものなのに、リズムパターンそのものではないところがややこしい。その証拠に、あるグルーブを表すリズムパターンを、まったくグルーブのない死んだビートで表現することもできてしまう。