借力さんの「言い訳術講座」。
カネゴンは脳のバッファが極小なので昔から言い訳が苦手だったりする【機転も利かぬおれカネゴン】。記憶に「これは言い訳した」フラグをたてると、嘘をついたときと同様たちまちバッファからあふれてしまって苦しくなるので、たとえどんなに相手の心胆を寒からしめるようなひどい理由であってもストレートにそのまま言ってしまい、一刻も早く自分が楽になってしまおうとしてしまう。
でもそれは相手のことなど考えていない手前勝手な行為であることも事実で、一般に「正直な人は良い人」とされているのは必ずしもそうではないのではないかという気がだんだんしてきた【単に無礼なおれカネゴン】。

今月の日経サイエンスでちらりと見かけたのは「植物は夜になると動く。それも一部の食虫植物だけではなく、ほとんどすべての植物が。」「マメ科の植物など、夜に蔓をゆっくりと振り回し、回りの植物に『こっちに来るな』と言わんばかりの動きをする」「昼はおそらく光合成で忙しいので動かないのではないか」という記述だった。
大昔に読んだ学研のひみつシリーズか何かで、植物は昼は二酸化炭素を吸って酸素を吐くが、夜は酸素を吸って二酸化炭素を吐くという記述があったけど、これと関連しているのだろうか。
となると「草木も眠る丑三つどき」という表現はそろそろ「草木も踊る丑三つどき」に改めないといかんということでいいだろうか【そして眠るはおれカネゴン】。

荒俣宏が昔何かで「植物は面積を占めることが最大の欲望になっている」と指摘していたことがあった。つまりは縄張り争いは植物こそ本家であり、抗争絶えない武闘派ヤクザは優れて植物的な存在ということでいいだろうか【上納するのはおれカネゴン】。
逆に、勉強のできるアメリカンな人は縄張りそのものよりも影響力の方を重視する傾向があるようにカネゴンには思える【金も力もおれカネゴン】。