教科書を読み進めていたら、今度は自動車の設計と運動にからめた物理の話になった。なぜ1気筒につき複数のバルブがあるのか、など。車好きは必読かも。その次には何と「バッティングの理論」が厳密かつ実用的に展開されていた。バッティングフォームを見てうんちくをたれることには全く意味がなく、多少フォームが崩れてもバットを正しい軌道で振れるのがプロのバッターなのだという持論で、TVで解説するならバッターの姿を消去して(今なら誰でもできるコンピュータ処理)バットの動きだけを視覚化するべきだと主張。スポーツ好きも必読なのか。あえてコンピュータの話をしないところがこの人らしい。