以前からとても気になっていることがある。ここに鍵盤が下向きに並んでいる不思議なピアノがあったとしよう。鍵盤は下を向いているが、一応奏者から見て左が低く、右が高い音の順に並んでいるとする。ここで、手のひらを上に向けてその鍵盤を弾くところをカネゴンは時々妄想するのだが、なぜか何の困難もなく普通に弾けてしまう。実際に弾いたことがないからわからないが、本当にそんな鍵盤があったとしたらおそらくちょっと練習するだけで普通に弾けてしまうだろう【そんな上達おれカネゴン】。

コンピュータ屋さん向けには、手のひらを上に向けて叩く異常なキーボードを空想してもらってもいい。おそらくブラインドタッチができる人なら、鍵盤が見えないいらいらは別にしても、おそらく皆すらすらと入力できてしまうと思う。どちらもまず実用にはならないけど。

何というか、鍵盤を弾く手は、空間の位置を基準にしているのではなく、自分から見た視点を基準にしているとカネゴン考えている。いずれにしろ、脳と手の間の配線は単純ではなく、間に何らかのラッパー(wrapper)が存在していると仮定できる。他に、たとえば宙返りやバック転をする人は、空間の絶対位置よりも自分の視点の方を基準にしているのではないかと想像できる。脳研究上、こういう感覚は説明可能なのだろうか、それともとっくに研究している人はいるのだろうか。教えて欲しい【困らせるなよおれカネゴン】。その一方で、カネゴンは逆さに書かれた字を読めないのだけど。