山形掲示板で話題になっているスターリングエンジンのことを知ったのは例によって朝日新聞の「少年少女科学理科年鑑」だったと思う。しかしこのエンジンを理解するのに欠かせないカルノーサイクルのこと自体を長らく知らないまんまだった。とにかくスターリングエンジンは(うまく開発しさえすれば)恐ろしくシンプルで頑丈なエンジンになるはず。ラオウが地上に登場する(音がします)あかつきには石油など当てにならないはずなので、きっとこのエンジンなしにはにっちもさっちもいかなくなるだろう。何しろ燃料がなければ薪でも何でも燃やして熱源にできるというのはこういう世界では計り知れないメリット。冬のシベリアでは、車の下で思い切り火を燃やして凍り付いたエンジンとラジエータを融かすのだそうで、そういう荒事にもびくともしない自動車がロシアでは「いい車」なのだそうだけど、それに近いノリになるのではないだろうか。