さっき見つけた三浦俊彦公式サイト。論理学だか哲学だか小説だかよくわからないけど、文章と題材がむちゃくちゃ面白い。しかも、論文とエッセイ/書評の文体がきっぱり同じで、内容もすっきり明快で澱みなく、リズムがあってすらすら読ませる。半端な文芸趣味や知識自慢にも毒されていないので、この種の文としては珍しく鼻につかない【貴様と違っておれカネゴン】。そして真顔で笑わせる芸風。文体に品があるのに偉そうでもない。こんな面白い人をいったいどこに隠していたのかと、なぜ今まで気付かなかったのかとカネゴン悔やみ、贖罪代わりに浄財購入を決意。現代思想関連(およびそのファン)の文章は言い回しが小難しくて詰まらないというのはカネゴンの思い込みでした【偏りまくっておれカネゴン】。理想の教科書の主要例文として採用希望。日本語の文章の読みやすさを決定するときの標準原器としても使用できそう。
書評の選球眼と褒め方がうますぎて、ついAmazonでばかすか買ってしまいそうになる。なお、「ウルトラQ」全話を小説化するのが三浦さんの生涯の夢なのだそうだ。