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つまり【何がつまりかおれカネゴン】、カネゴンが待ち望む理想の書評家とはこういう人なのだと思う:
- 数式をきちんと読め、評価/検算できること
- コードを自由自在に書けるのに、そのことを黙っていること
- どんなマニアックな雑誌に書いても人気を集められるぐらい文章が面白いこと
- どんなことを書いても文章が下品にならないこと(最低限でも山下洋輔クラス以上)
- 普通に筋の通った文章が書けること
- 現代思想やレフトウィング文芸趣味やSFやミステリーやお笑いブームや落語マニアやロッキングオンに毒されていないこと
- それでいてあらゆる分野に目配りできること
- 異なる分野を意外な手法でつなげることに長けていること
- 簡単に底が透けて見えないこと
- 他人の10倍つらい体験、恥ずかしい欠点を克服していること
- 2000年後にも残る書評が書けること
- たくさん読むより、1冊を10年かけて読むことの方が好きであること
- 書きたいことより、書くわけにいかないことの方が10倍多いこと
- 予知能力があること
- ホルモン分泌が激しいこと
- 女からはイケメンに見え、男からは男臭く見えること
- それでいて、行動は一見薄らバカに見えること
- 不老長寿であること
- その生き血を飲むと長生きできること
- 自爆装置を備えていること
- 必殺技を隠し持っていること
- 育ちがいいこと
- 涙もろいこと
- 頼まれると断れないこと
- 金払いがいいこと
- 呑むと底なしなこと
- いつ電話をかけてもいること
- 頬または背中に刀傷があること
- ピアスをつけないこと
- 何も言わずに死んでくれる女が3匹以上いること
- それでいて愚直なまでに愛想がいいこと
- お中元お歳暮年賀状を疎かにしないこと
- 葬式に昔の愛人が全員集合し、そのまま宴会で盛り上がること