多くの人がお世話になったと思われる学研のひみつシリーズで、カネゴンの場合以下の記述が印象的だった【いつまでたってもおれカネゴン】。

  • 将来、台風の発生を防ぐ方法が開発されるかもしれない。ただしよく調べておかないと、台風を無理に抑制した結果思わぬ副作用が生じて、かえって地球規模でひどい結果がもたらされるかもしれない。
  • 地震はとってもいやなものだけれど、もし地震がなかったら、陸地は風雨によって侵食される一方で、しまいには人間どころか陸上生物はどこにも住めなくなってしまうだろう。地震によってときどき地殻が隆起するからこそ侵食が一方的に進まずに済んでいる。

当時は「こういう考え方こそ科学の真骨頂」という気がしていたのだけど、よく考えたらこういうのは科学そのものとはもう少し別の何かではないかとたった今思えてきた。これを何と呼べばいいだろう【おそらくツッコミおれカネゴン】。