先日思いもかけず再会したJN師匠によると、大国(ロシアや中国)ほど国民の人柄がおおらかで素朴、小国の国民ほどはしっこく狡猾(でないと生きていけない)なのだそうだ。師また曰く、資本主義においてはヤクザが絶対不可欠な要素であり、共産主義国の問題はヤクザがいないことだとのことで、初めてカネゴンと意見が一致した。
師は二度の大病を乗り越えたにもかかわらず、サンタクロースのように髭が真っ白になった他はそれをまったく感じさせないほど相変わらずひと時もじっとしていなかった。ただ、あれほどひっきりなしにふかしていたタバコを今回は一度も吸っていなかったことに後で気付いた。