インターネットの世界が、東から西へと開拓が進む西部劇の世界だとしたら、目には見えないが確実に存在する仮想西海岸にまでいつかは辿り着き、開発の余地がまったくなくなってしまったりするのだろうか。カネゴンは読んだことないけど【読む気もないとはおれカネゴン】、色川武大によると、西海岸まで開拓されつくしてしまったために身の置き所も希望も失ってしまったフロンティア家族のいかんともしがたい悲しみをスタインベックという小説家が描いているとのこと。これと同種の悲しみを、今後いったい何人の日本人が共有することになるのだろうか【よくて一億おれカネゴン】。