その立花ハジメが一皮向けた瞬間は、2枚目のソロアルバムHmだったとカネゴン信じている【出し抜け野郎のおれカネゴン】。このアルバムは前半はともかく、ラストの4曲だけは仕上がりが別格に素晴らしく、そのうち2曲がカバー(坂本龍一冨田勲の曲)だったりする。カネゴンの勝手な想像に過ぎないけど、無理して曲を作らなくてもいいと気付いた瞬間さらに力が抜け、逆にいい曲が書けるようになったのではないかと。
その後の快進撃(長くは続かなかったけど)の後、「Replicant J.B」(「Mr.TECHIE&MISS KIPPLE」に収録)で頂点に達する。この曲自体リミックスの産物(当時は恐ろしく高価だったFairlight CMIで制作)にもかかわらず、他人によるリミックスが多数存在していることをカネゴン今頃知り、またしてもヒマラヤ山脈の麓に立ったかのごとく輪廻を感じてしまう【くらくらするとはおれカネゴン】。