自然の法則では、エネルギーや物体や光の経路などは常に最小限とか最低限のところに向かおうとする。無駄を嫌うかのように。むしろ、そのようにしか動けない。だからこそ定式化可能だったりする。
しかし、どこか宇宙の片隅でぽっと生まれたアミノ酸だか何だかという名の無駄は、たまたまピタゴラスイッチ状に構成されてしまったその絶妙な無駄さゆえに無駄が無駄を呼んで自らの無駄な領域を拡張し続け、その無駄な領域にほんのちょっぴり申し訳程度の情報を乗せて、自然律に逆らうかのように増殖しまくる。
ということで、生命はとっても不自然なものということでよいだろうか。