TV番組で見かける「悪の組織」には必ず1つの特徴がある。「失敗を決して許さない」ことである。たいていの場合死をもって償うことになる。悪の組織の目的や編成はそれぞれ異なるが、なぜかこの点においてだけは不思議に一致する。和気藹々とした、仲良し倶楽部のような妥協しまくりの悪の組織というものは想像できない。もしかすると現実に悪の組織と見なされている団体もそうなのかもしれない。カネゴン必ずしも民主主義が最善手とは思わないが、とりあえずこれをもって悪の組織の定義とすることにする。

http://d.hatena.ne.jp/hachi/20010615#p4

この日記で何度も書いているのだけど、「失敗を罰する」という戦略は「悪行を罰する」という戦略と比べて非常にまずいような気がして仕方がない【言い訳見つけたおれカネゴン】。
それでいてこの両者はどういうわけか非常に混同されやすいことも上記のエピソードからわかる。失敗は目に付きやすいのでどんな人でも簡単に非難できてしまうのだけど、悪行はほとんどの場合人目に付かないところで行われるために、非難するのが難しいせいなのだろうか。
結局、失敗に対する唯一のまともな対応は、「では次にどうするかを考える」以外にカネゴン思いつかない。