では、これからも生き残る週刊誌の条件とは何だろうか。素朴なようだが、まっとうな雑誌ジャーナリズムを貫き通す以外、方法はないと考えている。ならば、「まっとうな雑誌ジャーナリズム」とは何か。これまで述べてきた通り、それこそ新聞やテレビが避けて通る“危ないネタ”をすくい上げることではないのか。これは見方を変えれば、まさに“スキャンダル雑誌”なのだが、タレントがくっついただの別れただのといった次元のスキャンダルではない。政治家や官僚、財界といった権力者たちが闇に葬り去ろうとする事実、つまり国民にとって不利益になる事実を暴くこと、これが本来のスキャンダル雑誌のあり方だと私は思っている。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0903/27/news004_2.html

気のせいか、カネゴンには他にも方法がありそうに思えてしまう【止まらぬマシンとおれカネゴン】。毎週絶妙かつ抱腹絶倒な嘘を本当の記事に必ず混ぜて書くことを公式に表明し、翌週号に嘘と本当の答えを色分けして発表するようにしたら、答えを知りたがる読者が争って買い求めて売れ行きがしり上がりに上昇しないだろうか【答えを合わせるおれカネゴン】。急いで出したい記事の裏を取る時間がないときの言い訳や、名誉毀損裁判をかわす名目にもそのまま使えます。
混ぜる嘘には無限に創意工夫をこらせるので、毎日楽しく編集できるうえに、読者のボケ防止にも卓効があるかもしれない【薬が効かぬおれカネゴン】。
さらにそれをクイズ形式にして、どこが嘘かをすべて当てた読者は言うまでもなくハワイへご招待としておけば、これまでにない熱心さで週刊誌を隅から隅まで目の色を変えてあら捜しをする人民で日本全国津々浦々があふれかえったりしないだろうか。