効用についてさらに気になることがある。
限界効用の「限界」(marginal)は微分的な考えのはずで、にもかかわらず、効用が時間に沿ってどう変化するかということについて気のせいか何の言及もないように思えるのはカネゴンの調べが足りないのだろうか【他にも足らぬおれカネゴン】。
カネゴンの乏しい経験だけで描写するなら、効用は積分回路にパルスを入力したときの出力結果のような変化を辿るような気がする。つまり徐々に上昇してピークに達したのち減衰し、そのまま元よりさらに低くなってからまたゆっくりと元通りになるような感じで。