結局同書によって、SFがいかに文芸趣味に毒され続けてきたかということが嫌でもわかってしまう。カネゴンは常々、せっかくのアイディアをわざわざ小説の形にしようとして呻吟するぐらいなら、そのアイディアの要点だけをパワポでも何でもいいので和歌や川柳並に少ない字数で箇条書きで簡潔に示せばいいのにと思っていた【一発ギャグとおれカネゴン】。
字数がもう少し欲しいというなら、連歌都々逸のように後ろに拡張しながら面白おかしいメロディーを付ければ何の問題もないのではないかと【笛や太鼓のおれカネゴン】。