yutakashinoさんのブログより、rate.m

なんと、最初のいくつかの整数列をいれるだけで、alternating sign matrix conjectreを計算機が自動で「推測」するのだ。

http://kashino.exblog.jp/7917349

数列についてカネゴンが昔からずっと疑問に思っていたのは、たとえば「1, 2, 3, 4...」という数列だけが与えられ、一般化された式が与えられないときに、その数列が「1, 2, 3, 4, 1, 2, 3, 4, 1, 2, 3, 4, 1, 2, 3, 4...」や「1, 2, 3, 4, 3, 2, 1, 2, 3, 4, 3, 2, 1...」でないとどうして皆詳しい説明も聞かないうちから確信できるのかということ【揚げ足キャッチのおれカネゴン】。
もしかすると、ある数列を一般化できるのは、「数列のその一部分が全体の性質を漏れなく表している」と「確信できる」場合に限ったりするのだろうか。途中で勝手に方向を変えるような数列はもちろん、その道のプロが精魂込めて製作した手本引きの出目表のような、乱数ですらない数列は扱いようがないということでいいだろうか。

親の毎回の選択には制限はなく、つまり、1ばかり何回続けても良いし、1-2-1-2-1-2のように、繰り返してもかまわないが、連続性の数字にすると張り方に読まれる場合が多い。 だが、わざと子に読ませて、さらにその裏を突く、というような心理戦もあるので、一概にだめというわけでもない。ただし、親が完全に無作為に出目を選ぶことは禁止されており、豆札を公開する前に出目を宣言するのは、出した目を認識してることを示すためである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E6%9C%AC%E5%BC%95

本当かどうかは知らないのだけど【今日も知らずにおれカネゴン】、色川武大によれば、手本引きの素人はどんなにがんばっても玄人に簡単に次の出目を読まれてしまうらしい。「1, 1, 1, 1, 6, 1, 4, 」程度の目くらましではまったく太刀打ちできないらしい。
そして素人は、自分で考える代わりに玄人がこしらえた「出目表」を買うようになるとのこと。そんな玄人が丹精込めて作った出目表は、そんじょそこらの推測や一般化を絶対的に拒絶するほどのほれぼれするような数列に違いない。
そしてもっと凄いプロなら、推測のほぼ不可能な出目表を、よりによって一般式の形式でこしらえるような離れ業をも見せてくれるに違いない。

ということは、仮にあらゆる無限数列の集合を考えた場合、その中で一般化可能な(つまり理論で扱える)無限数列が占める割合はびっくりするぐらい少ないのかもしれない。もし無理数有理数の比ぐらい圧倒的な差があったらどうしよう。
なお、カネゴンが大昔にmupad有理数無理数の個数(だったか密度だったか)の比を取ってみたら、「0:∞」と出てしまったことがあったのだけど、急に怖くなってその後検証していません【逃げ足だったらおれカネゴン】。

関係ないのだけど、カネゴンさよなら絶望先生の最初の1話を読んだだけで、この漫画がこの先常にこの第一話をテンプレートとして毎回同じパターンを何が何でも繰り返すことを密かに、そして固く決意していることを読み取ることができた【小躍りするとはおれカネゴン】。
毎回テンプレに沿わせるのは一見安易なように見えるのだけど、ギャグ漫画でこれを行う者は常人の何倍ものつらさでネタ切れと格闘せねばならなかったりする。こんな苦しい道をわざわざ選ぶような人は自分を罰したくて仕方がなくなるほどの人には言えないつらい過去を隠し持っているに違いないとカネゴン推測【親近感とおれカネゴン】。

源平藤橘という言葉を今日初めて知る。
そのとき稲妻のようなアイディアがひらめく【稲妻落ちたおれカネゴン】。現代の皇室がこの調子で成り上がりの人々に次から次に独自の(=口からでまかせの)名字を高値で売りつける商売を始めたら、双方幸せになれるwin-winかつ無から有を生み出す創造的破壊の商売の傑作として経済学の一ページに永遠にその名を留めたりしないだろうか。カネゴンめにお任せいただければ、相手が外人であろうとビルゲイツであろうとお構いなしに難読奇読の名字を売りつけてみせます、猊下
イギリスでも貴族の位を売り買いしているくらいなので、後ろめたさや体面の問題はクリアしております、閣下。
さらにこれを累進課税とからめて、高額納税者に皇室からありがたい名字を賜るようにしたら、上位の者から皆争って税金を納めてくれるようになります、奥さん【フランチャイズおれカネゴン】。