はるか昔に読んだ松岡正剛の対談で、おおよそこんなことを言っていた【かぶれておったおれカネゴン】:

人間の形というものは、人体の構造だけで決まるわけではないです。実は分厚い大気圧によって「彫られて」いるからこそこういう形になってるんですね。

形に限らず、人の心も、さまざまな社会のしがらみや圧力やストレスや因習という外圧によって初めて形(はないけど)を保つことができるのだとしたらどうしよう。将来にわたってさまざまな技術と英知が結集され、人の心からこうした圧力をすべて取り除いてしまうことに成功したら一体どんなことになってしまうのか、ちょっと見てみたい気がしないでもない【バーストするのはおれカネゴン】。